こんにちは。写真家の石井和宏です。

ご縁があって、僕の元にX-E4が来てくれました。
今までX-Tシリーズを好んで使ってきており、Eシリーズは使わないだろうなと思っていました。
初めて持った時、その軽さが一瞬で好きになり、これは良い相棒になるなと感じました。
やはり軽いとなると体力の消耗が少なくて良いものです。
海外とか行くとなると1日15kmとか歩いたりするので、機材が軽いに越したことはないです。

そこで今回は簡単に「僕のカメラ設定や考え方」を大きく3つに分けて紹介します。

1.クイックメニュー登録/編集
2.ファンクション(Fn)設定
3.コマンドダイヤル設定

先代のX-E3よりボタンの数が減ったみたいですが、カスタマイズすれば今の所困ったことは無いです。
ただ初期設定は明らかに僕に合わない箇所がありました。
もしかすると多くの人に合わないかもしれないです。

 

1.クイックメニュー登録/編集

初期設定は確か12でした。
僕は色々操作したりするので、最大の16まで設定しています。

中身は下記になります。

【左】
・カラー
・シャープネス
・フィルム シミュレーション

【真ん中 左】
・顔検出/瞳AF設定
・ハイライトトーン
・シャドウトーン
・ダイナミックレンジ

【真ん中 右】
・セルフタイマー
・高感度ノイズ低減
・フリッカー低減
・フラッシュ機能設定

【右】
・画像サイズ
・画像モード
・明瞭度
・フラッシュ調光補正

Qメニューを開くと左上にカーソルが合うので、良く変更するボタンを左上付近、または角に配置してあります。

下記の設定の変更は基本的に少ないです。

・高感度ノイズ低減
・フリッカー低減
・フラッシュ機能設定
・画像モード
・明瞭度
・フラッシュ調光補正

2.ファンクション(Fn)設定

問題は初期設定でFnボタンに配置されているISO感度。
「3.コマンドダイヤル設定」で詳しく説明します。

【上から】
・Fn…ホワイトバランス
・T-Fn1…AF-Cカスタム設定
・T-Fn2…カラークローム ブルー
・T-Fn3…カラークローム・エフェクト
・T-Fn4…フォーカスモード
・AELAFL…電子水準器

画面を上から下にフリックすると、フォーカスモードの変更ができます。
先代のX-E3だと前面にボタンがあったみたいですが、X-E4は廃止なので僕は下フリックに配置しています。

画面を下から上にフリックすると下記の設定画面が出てきます。
動きものの撮影する時にここを変更したりします。

つまり、下フリックと上フリックは関連しています。
同様に左フリックと右フリックの色の濃淡を変更するモードも関連しています。
関連させることで、「どこにあったっけ?」という無駄な時間を省きます。

AELAFLに電子水準器を配置している理由は建物を撮る時に便利です。

3.コマンドダイヤル設定

1にシャッタースピード
2にISO感度

を設定しています。3は余計な動作が増えるので絶対無しです。

参考までですが、下記の項目が設定できます。
露出補正を割り当てている人が多いかもですね。

もし露出補正を割り当てている人は、露出補正ダイヤルを「C」に合わすことがおすすめです。
「C」に合わすと露出補正の変更が「-3〜+3」ではなく「-5〜+5」に変更できます。でも+5ってほとんど使わないですよね。
僕は基本的にマニュアル撮影なのですが、露出補正ダイヤルを適当に+1で設定しています。

そして左側のシャッタースピードダイヤルですが、ここは「T」に設定しています。
「T」にするとシャッタースピード変更はフロントダイヤルのみになり、変更が早くできて快適です。

「このシャッタースピードダイヤルを回しながら撮るのが楽しいんだ!」

という声も聞いたことありますので、自分の好きな方で楽しく撮影してくださいね。
僕はX-Tシリーズでも上面のシャッタースピードダイヤル、ISOダイヤルは使わず、全てフロントダイヤル、リアダイヤルで変更しています。
指の動きを極力減らす撮影方法です。
たぶん僕はカメラが好きという気持ちより、その目の前にある景色に感動し、出来上がった写真を見ることが好きな部類なんだと思います。

そして、なぜ初期設定のFnボタンに配置されているISO感度をホワイトバランスに変更したかというと、指の動きが多くなったり、思考する回数が増えるからです。
もちろんホワイトバランスの使用頻度も高いです。

初期設定画面だと、下記の画面が出ます。
ISO感度を変更するということは、写真の明るさに関わってくるものです。
できれば、露出補正のメーターをここにも表示してほしかったですね。
正直、これでも分からないことはないですよ。
だけど、その分思考回数を増やしたくないのが本音で、目の前の景色に感動していたいです。

だから僕はフロントダイヤルに設定しています。
このダイヤルを押し込むと、シャッタースピード→ISO感度と変更ができ、初期設定より指の動きが少なくなり撮影に集中できます。
3に露出補正を設定すると1回押し込む回数が増える為設定はしないです。

撮影中はこの画面で、露出補正のメーターもきちんと見えます。
もう一つ、フロントダイヤルに設定することで便利なのは、ファインダーを覗きながら変更もやり易いという点ですね。

 

こんな感じで、僕の設定方法の一部を紹介してみました。

合う、合わないあると思いますので、自分のやり易い方法で設定して楽しく撮るのが一番です。
少しでも参考になれば嬉しいです!


X-E4の作例はこちら

 

X-T5のカスタム設定はこちら

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