こんにちは。写真家の石井和宏です。
vol.2は森の中で見つけた小さな桜を載せていきます。
絶景ではないですが、そこには桜の息吹が感じられました。
河津桜が終わり、どんどん種類の異なる桜が咲き始める春。
見ようと思えば、何かしらの桜は一年中咲いていますが、桜の開花リレーが分かりやすいのは春です。
そして桜の見頃な時期と良い天候が重なるのは、運に近い部分があって、2021年は大分厳しい撮影環境でした。
春は花曇りと言って、曇りの日が多かったりします。
今年は見頃な時期に雨も多かったかなぁという印象です。
雨嫌いな僕は、この時期は天気のことばかり気になって仕方ないです。
でも僕が撮る日は結構晴れだったり、良い天候が多かったりします。
ちょっとは運も味方してくれているのですかね。
いつか雨を好きになることなんてあるのかなぁ…
僕が訪れたのは、恐らく5〜6分咲きの頃という印象。
場所に寄っては、開花のスピードが早かったり、遅かったりと、一斉に揃わないというのが桜の難しい所だったりもします。
この場所も咲いている所は結構咲いています。
桜がまだ満開ではない時、こういう時は桜の営みが感じられる風景を探すのが面白いです。
蕾が多い中、先立って咲いているお花を探したり、
ちょっと出遅れている蕾を探したりと。
いかにも明日には咲きそうな、ぷっくりとした感じが良いですよね。
小さな蕾が開くと、横のお花ぐらいまで大きく咲くみたいです。
この木は大分見頃な印象でしたが、その中でも蕾を探して撮ります。
横を見るとチューリップの花壇もあり、まだ茎しかない状態。
だけど良く見ると、ヒヤシンスだけが綺麗に咲いているのを見つけました。
同じ球根植物だからここに植えたのかもしれませんね。
そして、もっと森深くへ。
椿が結構落ちていましたが、まだ残っている椿もあります。
森の中で上を見上げると、楽譜の様に奏でている葉っぱがあります。
こういう面白い景色を見つけるのは本当楽しいです。
これはこれで絶景です。
太陽も覗かせてくれて、桜がダイヤモンドの様にキラッと輝きます。
今朝咲いたのか、咲きかけの花。
桜の動きが感じられる一枚になりました。
幹からは新しい命。
ここから少しずつ大きくなっていくのだろうなと考えると、ドラマが見えますね。
2本の太い幹の間に細い枝があり、小さな桜が咲いています。
森の中はこういう不思議な世界が溢れているので、その光景に出会った時は感動します。
全体としては見頃が過ぎた横浜緋桜ですが、良く探すとまだまだ綺麗な形で咲いているのもあります。
淡いピンクの色合いはやはり良いですね。
月もうっすらと見えたので、終わりかけのお花と一緒に撮ってみました。
こんな感じで今回は小さな春にフォーカスを当ててみました。
使用カメラはX-E4
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