こんにちは。写真家の石井和宏です。

自転車でふら〜っと桜を探しに出かけてみました。
漕いでいると、いたずらな春の風で目にゴミが入ったので停車することに。
きっかけはいつもこういう些細な時で、ゴミを取り、目を遠くにやると、綺麗に咲いていそうな桜を見つけてしまいました。

観光地ではなく、その辺に咲いている桜であって、その姿は本当に綺麗でした。
こういう場所の方がゆっくり桜と向き合えますから、そこ目掛けて自転車を漕ぎます。

上野公園とか目黒川とか、人、人、人ばかりだと、移動も限られてきて、そこまで想い入れがない写真になりそうなので、いつもスルーです。犬、犬、犬だったら最高なんですけどね!(←こういう固定観念でスルーしていると人生損するので、いつかは上野公園や目黒川も向き合ってみなきゃですけど…)

また、車や電車だと、「ここに行くぞ!」みたいな目的地がある程度決まっていますけど、自転車は融通が利くから良いですよね。
この春も良く漕ぎましたし、良く歩きました。

 

到着し、桜を見てみると、数時間前に咲いたかの様に形がしっかりしています。

咲いたばかりの桜はシベの部分が黄色で、終わりかけは赤く変化していきます。
黄色の瞬間が一番お花が綺麗な時なので、撮影のエンジンも全快になります。

曇り予報でしたが、太陽もチラチラと見え隠れを良くしています。

 

 

 

このお花は花びらが薄っすらピンクが出てて綺麗でしたね。

茎が長く、蕾の主張がすごいのもありました。
開きかけているので、翌日には咲いたんでしょうね。

青空も一時なって、ピンクの桜と組み合わせると、柔らかな世界観になります。

僕も撮影のギアがここから格段に上がり、桜の世界により没入していきます。

 

桜のアーチになっている所があり、撮る時は本当に苦労しましたけど、ここから風が止むのをひたすら待ちます。

 

風に揺れるお花を綺麗に写し止めた時、

 

この瞬間、

 

僕の作品が出来上がりました。

好きな真四角でも、もちろん撮っています。

ここは撮っていて本当に幸せでしたし、こういう桜もあるんだなと新たな発見でした。

 

ここの桜の世界も面白く、でも少しいつも通りな様な感じもして…

カメラをほんの数ミリ動かすと、集合体の桜と一輪の桜のストーリーが生まれました。

皆さんは上の一輪と下の写真どちらが好きですか?

 

 

お花だけではなく、木も僕が感じたまま撮りたくて、こんな風に撮ってみました。

芯がしっかりしていると、やっぱり力強いですよね!

桜は本当に咲いている時が短いので、翌日来ても同じ景色は撮れないです。

風景全般そうなのですが、特に春はそう思わせられます。

この日撮影を終えて、しみじみ思いました。

今日たまたまこの場所を見つけ、そしてこの素敵な瞬間を見せてくれた桜には感謝です。

翌日雨だったから、散っちゃったかもなぁ…

 

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