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こんにちは。写真家の石井和宏です。
先日壁を乗り越えて大分気持ちが楽になった僕は、天気もそこそこ良いかなぁということで取り敢えず行ってみることにしました。
空にはまるで五線譜が引かれていて、どんなリズムが奏でられるかワクワクしてました。
夏の空もチラッと顔を覗かせています。
今年は連日の雨の影響で、桜吹雪も早いです。
昨年より、一週間程早いですかね。
地面には既にこんなに散っています。
先日、「この桜はあと数日で散るだろうな」と予想していた場所に行ってみると、やっぱりと言いますか…予想以上に散っていました。
たった3日でこの状態です。
桜は本当に散るのが早いですよね。
でも一輪だけ待っていてくれたかの様に遅咲きの花があり、この瞬間に出会えたのは良かったです。
リズムが少しずつ出来上がってきて、色の三重奏を奏でてみました。
この日は風もそんなに強くなく、空も青空だったり、水色だったり、グレーだったりと忙しい空で、劇的な桜吹雪は難しそうだなと感じていました。
桜吹雪だけひたすら待つということを止めて歩いていたら、たまたま風が吹いてくれてこんなシーンに出会いました。
雲や枝の状態が僕の中では納得いっていないですが、やっぱり空に舞う桜の花は良いですよね。
反対の空を見るとまるで夏空です。
今年の夏も暑いのかな?なんて思いました。
まだ4月上旬ですが、顔を出すの早くないですかね。
夏空を見せたかと思うと、一気に淡い感じの曇り空に変わります。
桜を撮っていると、後ろから大きな声でニャーニャーと泣く声が。
振り返ると、随分とかわいい顔をした子でした。
モフモフと撫でたいですが、重度の猫アレルギーな為、この距離感で我慢です。
動物好きにアレルギーは辛い…
そして最後に枝垂れ桜の場所に行ってみると、8分咲から満開の状態で綺麗です。
枝垂れ桜のこの淡い色合い大好きです。
詳しくは次のエピソードになりますが、撮っているとある感情が出てきました。
「あぁ、この色合い良いな」
この日は本当に忙しい空でしたが、最後は劇的な夕焼け空です。
次回はやっと今年の桜のフィナーレになります。
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