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こんにちは。写真家の石井和宏です。
枚数が多いので、2回に分けて記事を載せます。
「ラストは青空の下で桜に囲まれたいな」と思い、約5年振りの場所へ。
本当は別の場所へ行こうと思っていたのですが、日が経つにつれ「ここではない様な気が…」と気持ちはどんどん遠く離れていき、急遽変更しました。
その場所には、また気が向いたら行ってみようと思います。
5年振りに訪れた場所は、天気も大いに味方してくれて本当に気持ちの良いお花見日和でした。
前回は曇りのうち晴れ、そして曇りだったので、一瞬の晴れ間が嬉しかったのを覚えています。
上を見上げると、桜に囲まれた世界がありました。
春なのに夏の様な日差しで暑いぐらいです。
飛行機雲が流れ星の様に通過していきます。
飛行機雲が残り続けると天気が崩れると言われていますが、この日の飛行機雲の本数は非常に多かったですね。
この開花状況とこの天候で、桜を見れたのは最高でした。
季節は巡り、新緑もチラホラと。
木を境に春と夏が対比している所がありました。
お遊びで、お手製のレンズも持ってきましたので、試しに数枚だけ使ってみます。
ノスタルジーな写りですが、X-T5の4000万画素のせいか、いつもよりクリアに見えます。
今回の写真たちは人を入れて撮りたくなかったので、シャッター切る時は大分気をつけて撮っていたのですが、実際はこんな風に人が結構います。
人が入っているのはこの写真だけですかね。
このレンズは人を入れて撮ると、昔懐かしさが出ます。
お手製レンズで遊ぶのは直ぐに止めて、また桜とじっくり向き合います。
ナイアガラの滝の様に壮大で綺麗です。
桜とボケ、The 原色が揃った場所は目立ちますね。
ここで写真を撮っていると、
「お兄さん写真撮ってもらってもいい?あと、スマホの使い方分からないから教えてください」
と、おばあさんが。
5年前もそうでしたが、結構な方が写真撮ってくださいとあちこちで声をかけてくれます。
おそらく僕が一人でのんびり撮っているのと、スマホではないカメラで撮っているからなんでしょうかね。
この日はなんだかんだ、12、13組ぐらい心良く撮りました。
母親と小学生ぐらいの2人、一人で来ている方、年配の方、海外の方など、様々な方とお会いしました。
5年前もこんなだったなと思い出して、思わず笑ってしまいました。
あの世に足を踏み入れたかの様な世界観が広がっています。
ただこういう所は場所に撮らされてはいけなくて、自分がこの景色に何を感じてシャッターを切るのかが大切と心掛けています。
だから僕は人よりシャッターを切る回数が少ない方です。
ですが、一日桜と自分の内面と向き合っていたので、この日はいつもより撮ってましたね。
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