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ソメイヨシノとは違い、枝垂れ桜の花びらは枚数が多いです。

寄ってみたり、他の花と一緒に撮ったりすると色々な顔が見れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今年は桜のもう一歩、二歩、奥深くを見てみたいと思い撮り続けてきました。

僕が感じた世界観はここにあって、桜の表情を見て感じて表現したかったものの全てがここにありました。

エピソード0でお見せしたモノクロ写真はこんな世界観になっています。

ずっと見ていたい桜の景色です。

柔らかくて優しいのだけれど、神秘的な桜がここにはありました。

 

 

 

 

向き合いに向き合ったので、少しベンチに座って休憩しようとしたら、先客です。

大分日差しも強かったので、喉もカラカラです。

少しだけ横で休ませてもらいました。

 

この日、桜に囲まれたいと思いここに来ましたが、こんな所にも出会いました。

 

飛行機雲の予報もあってか、空も少しだけ霞んできましたね。

 

せっかく他のお花も綺麗なので、味変で撮ってみました。

 

ボケの花を撮っていると、近くにヒヨドリが寄って来てくれました。

ここまで近くていいの?って距離感です。

 

 

 

 

西陽にもなり、桜のピンク色も濃くなっていきます。

 

 

 

 

 

朝一からここに来て、最後まで随分と楽しませてもらいました。

バスに乗る方々の顔を見ると、朝一から最後までいたのは僕だけだった様な気がします。

5年前見ることができなかった表情を見れて大分満足でした。

ラストは夕陽まで味方してくれました。

 

 

そして最後に、「桜が咲く理由」を求めて、かれこれ5年、6回の春を撮り続けてきましたが、ここで自分の中で第一章を終えたいと思います。

第二章の構想はありますが、時間が掛かりそうです。

自分の体調や色々な気持ち、年齢的にもここで一区切りつけるのが良いと、今年になって気持ちが強く出てきました。

本当にこの5年間は色々な桜が見れて楽しかったですし、色々な想いも感じました。

読んでいただいている皆様にも数々の桜をお届けできたのではないかと思っておりますし、ご丁寧に感想まで送っていただいたり、作品を購入していただいたりと僕も大変励みになりました。

おそらく来年からはこのシリーズを書かないと思いますが、桜は大好きな花ですし、まだまだ見たことがない桜もたくさんあると思うので今後も撮り続けます。

6シーズン分の中からまとめた写真集も作りましたので、見ていただけましたら幸いです。

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写真家 石井 和宏 LINE@

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