こんにちは。写真家の石井和宏です。

今年も桜の蕾から散りまで向き合ってきました。
皆さんも桜を愛でることができましたか?

今年の天気は本当に曇りや雨が多く酷かったですね!
雲も絵になる雲、絵にならないグレーだけのどんよりとした雲があり、後者が多過ぎた春でした。
寒くなったり、暑くなったりと気温の変化も激しく、桜だけではなく、他のお花も上手く咲き切れていない様な気がします。
僕が足を運んだ藤のお花やネモフィラ畑は本当にスカスカな状態でした。

そんな年もありますよね。
上手くいかないことの方が多いです。
ただ、上手くいかなかったというのは、自分がチャレンジしたからこその結果であり、何もしないよりかはマシであり、次に繋がる切符でもあります。
今年は3、4箇所、桜の撮影を断念しましたが、次はその桜たちと向き合いたいものですね。

色々な悪条件でも撮る時に大事なのは、

「今、目の前にある景色に自分がどう感じ、どう撮るか」

が大事だと思います。

色々な雑念が無くなった状態の写真は、自分の中で大事な一枚となります。
その結果、今年は今まで見たことない桜に出会いました。
.vol1ではその桜は出てきませんが、ゆっくり読んでもらえれば嬉しいです。

3月初め、昨年より2週間ぐらい遅い春の便りがきて、僕は向かいました。

土曜ということもあって、また規制も解除されて、人がたくさんでした。

入場も1時間ぐらい待つ様な感じだったからその場所は諦め、一山登ることに。

3月なのにこの日は20℃近くあって、結構汗だくになりながら登りました。

途中休憩もいれながら、やっとの思いで到着すると、満開の桜がお出迎え。

以前撮った場所はどうだろうと見てみると、菜の花がスカスカな状態。

違う場所を探して歩き回っていると、桜と菜の花が対角線で分けられている所を発見。

今見ても思うんですが、結構な斜面ですよね。

一枚で完結できれば楽ですが、風も吹くし、うまく対角線で分けるとなると中々上手くいきません。

撮る時は足がパンパンでした!

空に咲く花火の様な桜とも出会いました。

ここなら下から打ち上げられる様に撮れるかなと思い、空に大輪咲かせました。

河津桜は色が濃く、一輪だけでも絵になりますね。

菜の花も一輪だけで表現してみました。

 

 

そして今回は僕としては珍しく、いつも持ち歩かない超望遠レンズを忍ばせていました。

前日カバンにレンズを詰めていて、何故か、ふと思いました。

「明日、気分転換にメジロいたら撮ろう」

 

こんな所から探し出します。

普段鳥は撮らないので、やっぱり難しいです。

すぐ場所移動するし、中々撮れない。

けど、新鮮で楽しいですね!

 

スズメと違い、メジロは花を根本から落とさないから良いです。

スズメも見習って欲しい所。

 

 

 

メジロを追っていると、必ず目にするのがヒヨドリ。
メジロより二回りぐらい大きい鳥ですが、縄張り意識が強いのかメジロを良く追い払ってます。

仲良くしなよと思いながら、こんなピンクのグラデショーンの桜も見つけました。

 

 

 

こんな感じでこの日の撮影は、普段慣れない鳥を狙ってみたり、桜に対して気負った感じではなく、のんびりと少し早い春を堪能した日でした。

 

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