こんにちは。写真家の石井和宏です。

2018年に『フォトマスター検定』を受験してみました。

これを持っていることによって良い写真が撮れる保証とかはありませんが、最低限の知識は持っている証明にはなるかと思って受験しました。

カメラを持ったらカメラマン・写真家を名乗れる昨今ですからね。
こういうものより作品で評価される方が遥かに大切だと思っています。

「上手い写真」より「記憶に残る写真」を撮っていきたいです。

また、受験した理由がもう一つあります。

友人が1級建築士試験を受験していたので、自分も何か受験してみようかなと探していた所見つけた資格です。
建築士の試験問題を見せてもらいましたが、レベルの高いこと。
あれを受かってしまうなんて尊敬しますし、頑張っている姿をずっと見てきました。

合格発表の日は僕の結果より、友人の結果の方が気になっていたくらいです。

そして、フォトマスター検定合格発表の日と建築士の合格発表の日は偶然にも同じだったんです。

見事、お互いに1級合格しました。
業界は違うけれど、これからもお互い高め合っていきたいですね。

そこで今回はどの様な参考書を使っていたか、どうやって問題を解いたか、今後受験する方の参考にしてください。

1.参考書

参考書ですが、取り敢えず過去問は必ず解きましょう。
(2022年現在、僕が使用した過去問の会社は倒産してしまいました)

過去問は3級から収録してあるはずなので、全て解きましょう。
普段きちんと撮影していれば2級までは簡単にできるかもです。

また、下の本を買ってまでやる必要はないかと思いますが参考まで。

体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ 第4版

この本は、試験に関係なくカメラの構造やレンズの構造を知りたかった時に読んでみた本です。

今思うと、過去問の知識をより深めてくれていたなと思います。

まずは過去問が大事なので、過去問の本をしっかりやれば良いと思います。
分からないことはネットや本で調べてみましょう。

 

2.問題の解き方

どんな試験を受けるにしても時間配分と問題の傾向を知ることは大事。

1級は80分、80問の試験で、単純計算ですが1問1分の試験となっております。

•デジタルに関する問題
•フィルムに関する問題
•レンズに関する問題
•知識問題

と、大きく分類すると上記の様な感じです。

過去問を解いてみると分かる通り、1分で解けない計算問題や文章問題がありますよね。
その様な問題に時間を掛けて解く為に、マークシートの対策をお伝えします。
個人差がありますので、あくまで参考まで。

 

◆マークシート

皆様は

“1問終わったらマークシートを塗って、1問終わったらマークシートを塗って”

というやり方ですか?

途中不得意な問題があったら、パニックになったりしますか?

試験の時に限って、ど忘れした経験はありますか?

そこでオススメなのが10問単位でマークシートを塗ること。

フォトマスター検定の試験は問題文に書き込み可能な試験なので、解答番号横にチェックをつけておいて、10問できたら塗るという方法がオススメですよ。
「問題文」、「マークシート」、「資料」の3点を試験の時に配られるので、1回1回ページをめくっていたら時間ロスです。
そもそも机のスペースに対して、問題文や資料が大きいのであまりスマートなやり方とは思いません。

1問1問塗るというのは、イメージとしてはずっとダッシュで走っているイメージでしょうか。
10問間隔でやると、塗る間は試験中の休憩時間みたいなものです。
落ち着いてできます。

僕はそのやり方で20分ぐらい前に終了して、残りの時間は見直ししたりできました。
一瞬で解ける問題もあるので、そこで時間をたくさん稼いでおくといいです。

退室もできますが、是非見直しをしっかりしてください。

 

◆知識問題

業界のニュースを知っているかを問うサービス問題もありますので、ここを落とすのはもったいないです。
試験日から逆算して過去1年ぐらいの業界ニュースを知っておくと良いです。

2018年で出た問題はどのフィルムが製造中止になったか、どのメーカーがフィルムカメラを製造中止にしたか問う問題等がありました。これは知っていれば解けますが、知らなければ勘なのでもったいないですよね。

受験する方はこういう業界ニュースも知っておくといいです。

 

3.まとめ

幅広く出題される試験なので、年度によって問題のレベルが違うこと。
だから受験される方は幅広く学んでおいた方がいいです。

カメラをより学びたい方、知りたい方はこの試験を受験してみるといいですよ。
分からなかったこと、知らなかったことを知れるのは嬉しいものです。

受験される方は頑張ってください。

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