こんにちは。写真家の石井和宏です。
前回のコスモス記事に続いて、今回も秋のパステルカラーな記事になります。

今回はいつもと違い、写真を組み合わせて載せてみました。
組み合わせをすることによって、抑揚ができたり、ストーリーがよりはっきりしたりするので面白いです。

過去に何冊か本にしてまとめたことがありますが、結構時間掛かります。
CPプラスや他の展示で見てくれた方は分かってくれると思います。
でも出来た時の「達成感」は作った人にしか味わえないので、やる価値は大いにありますよ。

最初から100ページとかでまとめようとは考えずに、まずは2枚とか3枚でまとめたりして慣れてきたらページ数を増やしていくのがお勧めです。
レゴブロックやパズルを作る感覚に似ていますかね。

 

 

さて、そろそろ写真の話でも。

この日、東京の奥多摩に行ってきました。
秋の奥多摩は5年振りでしょうか。
車窓から見える秋色の景色に懐かしいなぁなんて思いながら、色々と考えてました。

 

駅に着いたら、のんびり散策開始です。

民家の前にはゆずがたくさん。

これ1個10円ですよ。11個で100円とは安い。
「ご自由にお持ちください」と記載されていて、田舎だなぁとしみじみ。
ランチに1つ頂こうかなと思い、1つ頂きました。

本当は何個か頂いてゆず風呂にでもしたかったですが、カバンにそのスペースが無かったので、渋々諦めました。

紅葉の最初にカットはこちら。

壁のツタが綺麗な赤色をしていて、枝も良い感じにアートっぽく配置されている所を発見したので、撮ってみました。

紅葉も光が優しく当たっているので幸先良い感じです。

 

山に入ると、自然の声に耳を傾けます。
「ここも良いな、あそこも良いな」と、全然前に進みません。
いつもの奥多摩で川も綺麗、この日は紅葉がゆらゆらと川に反射していました。

 

少し道を進め、上を見上げると、キラキラした世界が待っています。
また太陽に照らされ、木の幹には影絵ができていました。
こういうのを発見すると宝物を見つけた様な気持ちになり、嬉しいですね!

 

 

木の幹からの新しい生命も発見しました。

 

こういう枝一つから山全体の景色ができています。

山に登ると普段とは違うアンテナを張るから、色々洗い流される気持ちになり清々しいです。
小さい頃は嫌いだった山登りも、大人になってから好きになりました。

ここからは紅葉のフルコースです。

どうぞお楽しみください。

 

綺麗な赤い紅葉や、赤くなる途中だったり、
苔が水でキラキラしていたり、
上を見ると、黄色が映えるダイナミックな世界が待っていたり、

と、シャッターを夢中で切りました。

 

橋からは気持ちの良い景色が広がっています。
高所恐怖症の方は足がすくむ高さなので、注意してくださいね。
僕はこういう所が大好きです。

実はここ、祖父母が結婚する前にデートで来た場所だとか。
年齢も高齢になり、コロナでどこもいけないので、写真のプレゼントをしました。
60数年後、孫から紅葉の写真をプレゼントされるとは考えもしなかったかもしれませんね。
いつまでも元気でいてほしいです。

 

光も味方してくれて、

「おぉぉぉぉぉ!綺麗すぎ!!」

という世界と出会えました。

 

紅葉は落ちている紅葉にも目を配ってあげると、また面白いです。
岩の苔の上に、2つ綺麗にならんで落ちていました。

 

そろそろラストスパートです。
「ここも撮ってよ!」
と語りかけてくるかの様な景色ばかりで、シャッター切っている時は本当幸せでした。

この写真、どう見えますか?

落ちている葉を撮ったんでしょうか?

写真を合成したんでしょうか?

半分正解で半分不正解です。

実は大きな蜘蛛が垂らす糸に、落ちた紅葉が引っかかっています。
魚を釣るルアーみたいにヒラヒラして何か獲物を狙っているかの様な光景でした。
引っかかったのは僕なんですけどね。
動画もありますが容量が大きいので、またいつかの機会にお見せできれば。
こんな面白い光景が自然には溢れているから、やめられませんね!

 

 

 

 

そしてこの日ラストは、秋の紅葉らしい最高の一枚になりました。

光が葉に当たる瞬間を狙い、良い感じに柔らかく透けています。
数枚シャッターを切りましたが、光が当たったのはこの一枚だけ。

僕が撮った秋色の景色はいかがだったでしょうか。

この日歩いた距離は11kmぐらい。
5年振りに歩いた道は、あの頃と同じで美しかった。

最後の一枚は「またいつでも撮りにおいでよ、お疲れ様!」と言われているみたいで、最高の秋を過ごせました。

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